フラの先生が社交ダンスに挑戦して気づいたこと

人にも運にも愛される ✖️ 能力を発揮しながら生きる 輝く女性と共に未来を作る

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先日2回目の社交ダンスのレッスンを受けてきました。

仕事とは全く関係ない趣味を始めることにしたのですが、純粋に趣味として心からやりたい事を考えた時、頭に浮かんだのはやはり踊ること。

仕事とは全く関係ないとは言えない気もしますが、とにかく以前からやってみたかった社交ダンスのラテンダンスに挑戦する事にしました。

社交ダンスは大きくふたつの種類に分かれています。

▶︎スタンダードダンス

洗練されたエレガントで優雅な踊りで、ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ウィンナワルツの5種目。

▶︎ラテンダンス

キューバやブラジルなどの、ラテンアメリカと呼ばれる国々から生まれた情熱的なダンスで、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、パソドブレ、ジャイヴの5種目。

私は現在、この中のチャチャチャを習っています。

リズムは4拍子で4拍目からチャチャとなり、「ワン・トゥ・スリー・チャチャ」
とカウントします。チャチャチャはリズミカルな音楽に乗ってステップを踏む、気分が高揚してくるダンスです。

社交ダンスを踊る機会としては、競技会とダンスパーティーがあります。

競技会ではスタンダードの5種目、ラテンダンスの5種目を合わせた10種目が、公式種目として競われます。

初心者だって衣装をつけて踊りたい

競技会に参加する以外には、日本全国で開催されている社交ダンスパーティーがあり、こちらは初心者でも気軽に参加できます。衣装を身につけて舞台やステージに上がるのは心も踊る瞬間です。

開催されているダンスパーティーを検索できるサイトでは地域や目的に合わせてイベントを選べます。習っている教室主催のパーティーもあり生徒さんたちの発表の場となっているようです。

習った踊りを披露したり、技術を試す場としての競技会や発表会、イベントの状況がフラ業界とは異なっていて、参考になるところがたくさんありました。

上記の検索サイトを見てみると、フラの発表会やイベントとは違って、公共施設で低額で参加できるパーティーから教室主催の豪華なパーティーまで選択肢の多さに驚きました。

コロナ禍でほとんどのフライベントが中止となっていて、私の教室ではクラスごとに小さな小さな発表会をしたのですが、やはりダンスには発表の場が必要不可欠であるということを痛感している現在、このダンスパーティーはとても参考になりました。

私が通っている社交ダンス教室は元統一全日本ラテンチャンピオン山本英実先生主宰のHidemi Dansing Vida.

こちらの教室の講師の中田先生に個人レッスンをしていただいています。

教室主宰の英実先生の元には競技会に向けての指導を求めて子供や学生のダンサーたちが集まっています。

中学生くらいのペアもいます。これがものすごくうまい!しなやか!スピード感あふれるキレの良い動き。

思ったように動けないことに悔しくて泣きながらレッスンを受けている小学生の女の子もいます。

その隣で、私はといえば、時々苦笑いしながら、ドタバタとなんとかステップを踏んでいる状態。

腰のひねりや足の運びが上手くできず、カッコ悪いこと!

フラの基本姿勢は膝を曲げて重心を低く保つ

四半世紀以上踊っているフラは膝を曲げて中腰で踊るダンスです。

フラでは 「アイハア `Aiha`a」と言って膝を曲げて重心を低く踊るのが基本なんですが、私が学んだスタイルはその中でもとりわけ深く膝をまげます。少しでも膝が伸びて上に上がってくると、「アイハア」の声が飛んできます。

私自身もレッスン中は、常に「ダウンして!重心低く!」と生徒たちに指導しています。

それほど、膝を曲げることが体に染み付いていて、社交ダンスの膝を伸ばした真っ直ぐな脚で素早く体重移動をしなければいけないステップで、ついついその癖が出てしまいます。

人目が気になる…人と比べてしまう…

体験レッスンの時は、夢中だったので周りも見えず、ただただ楽しく終わったのですが、この2回目のレッスンでは人目を気にしたり、人と比べたり、いつになくいろんなことが気になってしまいました。

というのも、前述の生徒さんたちの付き添いの保護者がたくさんいて、フロアで踊っている我が子を見つめています。誰も私のことなんて見ていないのはわかってはいても気になってしまいました。

余談ですが、社交ダンスなのでパートナー役の先生と手を組むのですが、男性の顔が目の前にあるのも非常に恥ずかしい。完全なる自意識過剰状態。これもある意味人目を気にしています。

話はそれますが、フラにもコンバインと言って男性ダンサーと群舞で踊ることがあります。ただし、社交ダンスのように、密着することはまずありません。

レッスンでは先生のご指導が素晴らしくとても分かりやすいので、ステップも振り付けもどんどん進みます。予想以上に動けます。というか素晴らしいリードで動かされている。

でも、人目を気にし出したとたんに集中力がなくなり体の動きも悪くなり、物覚えも明らか低下しました。

体験レッスンの時は、ギャラリーがいなかったので人目は気にならなかったし。自分より遥かに上手な若者たちもいなかったので、誰かと比較することもありませんでした。なので、踊る喜びに浸りながら、楽しく自分だけに集中してレッスンを受けることができたんです。

今回の2回目のレッスンで気がついたことは2つ。

一つ目は人目を気にすると、

「身体能力が落ちる」

「集中力がなくなる」

「楽しめない」

そして二つ目は人と比べると、

「本来持っているはずの能力を発揮できない」

「喜びを感じにくい」

「達成感を感じない」

何よりも、フラ未経験で既存のクラスに参加している自分の生徒さんたちの気持ちがよく分かりました。この収穫が大きい!!

彼女たちはクラスの中でいつも申し訳なさそうに他の生徒さんたちに遠慮しています。

私はいつもそんな彼女たちに、「みんな自分のことに必死で誰も〇〇さんのことは見ていないから他の人のことは気にしないでね。」と声をかけてきました。

また「ビギナーの時はできなくて当たり前なんだから、他の人と自分を比べないで」ともお伝えしています。

そんなアドバイスを長年し続けてきた私でも、一つの空間の中で自分だけできないというのはかなりのフラストレーション

いや、まだ2回目なんだから当たり前なんですが、それでも人間というのはそんなフラストレーションを持ってしまうようです。

次回レッスンではもっと上達するために自分のことだけに集中しようと思います。

そして自分のビギナーの生徒さんたちには、私の経験をお伝えしたり、もっと細やかな声かけや指導をして、フラを楽しんだり達成感を感じたり、本来持っている身体能力を発揮していただきたいと思います。

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